※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
ペット保険は入るべき?3年間で実際に使った金額を公開
ペット保険に加入して3年が経った。犬を迎えたときにアニコムとPS保険(ペットの保険)を比較して、アニコムのどうぶつ健保ふぁみりぃに加入した。3年間で支払った保険料と、実際に受け取った保険金の金額を正直に公開する。
結論を先に言うと、3年間で保険料の方が高かった。でも「加入してよかった」と思っている。その理由も含めて書く。
アニコムとPS保険を比較した
ペット保険を選ぶとき、まずアニコムとPS保険(ペットの保険)の2社を比較した。他にもペット&ファミリー、ドコモのdペット保険など複数あったが、加入実績が多く口コミが豊富なこの2社に絞って検討した。
アニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の特徴は、提携動物病院で窓口精算できる点だ。保険証(カード)を提示するだけで、その場で保険適用後の金額だけ支払えばいい。後から申請する手間がない。
PS保険は補償内容の柔軟性が高く、補償割合70%か50%かを選べる。月額保険料はアニコムより少し安い場合がある(犬種・年齢による)。ただし、支払いは全額立替払いで後から申請する必要がある。
窓口精算の利便性を重視してアニコムを選んだ。動物病院に行くたびに高額請求→立替→申請→振込という手間が省けるのは、実際に使い始めると本当に楽だと実感した。
3年間の保険料と保険金の実績
加入したのは70%補償プランで、犬種(柴犬・オス)と加入年齢(2ヶ月)の条件で月額保険料は2300円だった。
3年間の保険料総額:2300円×36ヶ月 = 8万2800円。
3年間で保険を使った受診は合計14回。主な内訳はこうだった。胃腸炎(下痢・嘔吐)で3回、皮膚炎で4回、外耳炎で2回、誤食(ガムの一部を飲み込んだ疑い)で1回、その他定期健診外の発熱等で4回。
14回の受診の合計請求額は約15万円。そのうち70%補償なので保険金受取額は約10万5000円。
差し引くと、保険料支払い8万2800円に対して保険金受取10万5000円で、数字だけ見ればプラス2万2000円だ。3年でわずかにプラスになったが、年によってばらつきがある。2年目は受診が少なく保険料の方が高かった。
保険が本当に役立ったケース
最も保険の恩恵を感じたのは、1年目に誤食の疑いで受診したときだ。ガムを飲み込んだ可能性があり、レントゲンと検査で合計2万1000円かかった。保険で70%の1万4700円が戻ってきた。この金額を全額自腹で払うのは精神的にも財布的にも痛かったと思う。
皮膚炎の繰り返しも想定外のコストだった。柴犬はアレルギー体質の子が多く、ムギも花粉の時期になると痒がって掻きむしる。1回の受診で薬代も含めて6000〜8000円かかり、これが年4回続くと3万円近くになる。保険がなければ迷いながら受診していたかもしれないが、保険があるから早めに連れていけた。
ペット保険の「落とし穴」
ペット保険に加入していて気づいた落とし穴も正直に書く。
まず、定期健診・予防接種は保険の対象外だ。ワクチン接種、フィラリア予防薬、ノミダニ予防薬は「病気や怪我の治療ではない」ので補償されない。これらは毎年1〜2万円かかる。
次に、1日1回の通院に上限がある。アニコムのふぁみりぃプランでは通院1日あたりの上限が750円(70%補償なら実費の70%が対象だが日額上限あり)。複数日にまたがる治療でも日額制限がある場合に実質の還元率が下がる。
それから、年を取るほど保険料が上がる。アニコムの場合、更新ごとに年齢に応じて保険料が段階的に増加する。7歳以降から保険料が大幅に上がる設計になっており、老犬になると月5000〜8000円以上になることもある。
入るべきかの判断基準
3年間の経験から、ペット保険の判断基準を自分なりにまとめると以下になる。
加入を強くすすめるケースは、犬の場合(猫より医療費が高い傾向がある)、大型犬や関節疾患になりやすい犬種、アレルギー体質の子、精神的に「高額の医療費が発生しても大丈夫」と言えない家庭だ。
加入を急がなくてもいいケースは、十分な貯蓄があって医療費に余裕がある場合、猫(特に完全室内飼い)で比較的病気リスクが低い場合、シニア期から加入を考える場合(保険料が高くなっているため費用対効果を計算した方がいい)。
ペット保険の本質は「大きな出費のリスクヘッジ」だ。3年間の小さな通院で収支がトントンでも、手術や入院が必要になったときに数十万円の請求が来た場合の保険がある安心感は数字に換えられない。いざというときに「お金のせいで治療を諦める」状況を避けるためのものだと、今は理解している。
