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保護猫を迎えた話——譲渡会から自宅に慣れるまでの1ヶ月
保護猫を迎えてから半年が経った。今ではソファで丸まって寝る姿が当たり前になっているが、最初の1ヶ月は本当に気を遣うことばかりで、「うまくやっていけるだろうか」と毎日心配していた。
保護猫の譲渡会から始まって、自宅に慣れるまでの流れを記録しておく。これから保護猫を迎えようと考えている人の参考になればいい。
譲渡会に行く前に——準備したこと
保護猫を迎える方法はいくつかある。行政(保健所・動物愛護センター)からの引き取り、民間の保護団体や個人ボランティアからの譲渡、譲渡会への参加がある。今回は近所の保護猫カフェが月1回開催している譲渡会に参加した。
譲渡会に行く前に、いくつかの書類や準備が必要だった。団体によって異なるが、自分が参加した譲渡会では事前に「譲渡申込フォーム」の記入が必要で、住居情報(持ち家か賃貸か)、同居家族の情報、先住動物の有無、飼育経験などを伝えた。賃貸の場合はペット可物件かどうかの確認書類を求められた。
譲渡会当日は、猫と実際に触れ合える時間があった。ボランティアスタッフが一匹一匹の性格・健康状態・ワクチン接種状況を説明してくれた。数匹と触れ合い、一番馴染んでくれた3歳のメス(白黒の柄、名前はポチ)を選んだ。
トライアル期間——1〜2週間の試験同居
多くの保護団体では「トライアル期間」という制度がある。正式譲渡の前に1〜2週間同居してみて、お互いに問題がなければ正式に譲渡するという仕組みだ。
トライアルが始まった日、キャリーバッグから出したポチは部屋の隅に走り込んで2時間ほど出てこなかった。保護団体のスタッフから事前に「最初は隠れることが多いので焦らないで」と言われていたので、そのまま待った。
最初の3日間は食事をあまり食べなかった。環境の変化によるストレスで食欲が落ちることはよくあることだと知っていたが、それでも心配だった。水はこまめに飲んでいたので様子を見た。
4日目から少しずつ部屋の中を探索し始め、1週間後には自分からそばに来るようになった。トライアル終了時に「問題なし」と判断して正式に譲渡手続きを完了した。
正式譲渡の際には誓約書にサインした。「他の人に譲渡しない」「定期的な健康診断を行う」「室内飼いを徹底する」「引越し時は連絡する」などの内容だった。保護団体が真剣に猫の行く先を考えていることが伝わって、むしろ安心した。
先住猫との関係——うちの場合は複雑だった
実は、ポチを迎えた時点ですでに先住猫(オス、6歳)がいた。先住猫のトラ(茶トラ)は気が強く、新入り猫に対してかなり威嚇すると予想していた。
案の定、トライアル初日から威嚇が始まった。シャーッという声と引っかかろうとする姿に、ポチは部屋の別の隅に逃げ込んだ。
対策として、まず部屋を分けた。最初の2週間は別の部屋で過ごさせ、扉越しに匂いを確認させるだけにした。保護団体のスタッフから教わった方法で、段階的に慣れさせるやり方だ。
3週間目に食事の時間だけ同じ部屋に入れて、距離を置きながら同時に食べさせた。食事中は集中しているので威嚇が少なかった。1ヶ月後には同じ部屋で過ごせるようになり、今では完全に共存している(仲良しというより、お互いを無視しているが)。
先住猫がいる場合の保護猫導入は時間がかかるが、焦らないことが一番重要だと実感した。「1週間で慣れる」ことを期待してはいけない。1ヶ月〜数ヶ月のタイムラインで考えた方がいい。
迎える前に必要だった準備
猫用品の準備は、ポチが来る3日前にほぼ揃えた。キャットタワーは高さ160cmのもので1万5000円。トイレと猫砂が合わせて3000円(猫トイレは猫の頭数+1個が理想なので2個用意した)。フードボウルと水飲み器で2000円。爪とぎ板500円×3枚。
ケージは用意しなかったが、後から考えると最初の数日間だけでも使った方がよかったかもしれない。ケージがあると猫が安心できる「自分のスペース」になるらしい。特に保護猫は慣れない環境でパニックになりやすいので、狭い安全地帯があると落ち着きやすいと後から知った。
保護猫を迎えてよかったこと
正直、ペットショップで子猫を買う方が手軽だ。トライアルも誓約書もなく、その場で連れて帰れる。でも保護猫を迎えることにした理由は、処分を待っている猫に家を提供できるという単純な動機だった。
大人猫を迎える利点は「性格がすでにわかる」ことだ。子猫はどんな性格に育つかわからないが、3歳のポチは人懐っこいことが事前にわかっていた。生後数ヶ月の子猫よりも落ち着いていて、世話の手間も少なかった。
今日も仕事から帰ってきたらポチが玄関まで迎えに来た。この半年で完全に自分の猫になったと感じている。
